
授乳後、女性の体の中で最も大きく変化する部位の一つはバストではないでしょうか。授乳を経て「胸を見られるのが恥ずかしくて温泉に行けない」と相談にいらっしゃる方も少なくありません。ここでは、授乳後のバストのお悩みを脂肪注入豊胸で解決した例をご紹介しましょう。
授乳後の豊胸相談/30代の痩せ型ゲスト
授乳経験のある30代女性が、コンデンスリッチ豊胸を希望されて相談にいらっしゃいました。こちらのゲスト、かなりの痩せ型でデコルテが寂しい印象を受けます。さらに、授乳による下垂を認めました。
痩せているゲストの中には胸の皮膚の伸展が望めず、BRAVA(ブラバ)を併用して脂肪の注入スペースを確保することもあります。ただ、今回のゲストは授乳後ということもあって、皮膚の伸展性は十分で脂肪を注入するスペースが見込めました。
授乳後のバストは脂肪定着に好条件!
妊娠中・出産後を経験した女性のバストは、乳腺の働きが活発になるため、ボリュームが大幅にアップします。それに伴って皮膚も伸びますが、授乳を終えると乳腺の働きが弱まり、ボリュームは元の大きさに戻ります。一方、皮膚が元に戻ることはありません。つまり授乳後のバストは、空気の抜けた風船のように皮膚だけが余る形になるわけです。
ただこの状態は、脂肪注入豊胸には好条件と言えます。脂肪を注入できるスペースが十分に確保されているからです。逆に皮膚に余裕がない状態で注入すると脂肪が壊死し、しこりの原因になってしまいます。
コンデンスリッチ豊胸で大きな変貌を遂げた授乳後のバスト
コンデンスリッチ豊胸前と6ヶ月後の写真を比較してみました。脂肪は6ヶ月で完全に定着するので、ここからボリュームダウンすることはありません。
術前はデコルテの骨が見えていましたが、コンデンスリッチ豊胸によってふっくらとしたバストに。左右差も改善され、自然かつハリのあるバストに仕上がりました。ゲストも仕上がりに大変満足していただけたようで、嬉しい限りです。
まとめ
- 授乳後のバストは、乳腺の委縮とともに伸びた皮膚が原因でしぼんでしまう
- 授乳後のように皮膚が伸ばされたバストの方が、脂肪の定着に有利
- たとえ痩せ型でも、授乳後であれば十分な脂肪の注入スペースを確保できることが多い