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深堀 純也
2018-07-10

アクアフィリング豊胸は本当に安全? 実際にあった失敗例3つ

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アクアフィリング豊胸は本当に安全? 実際にあった失敗例3つ

数年前に登場したプチ豊胸、それが「アクアフィリング(アクアリフト)豊胸」です。安全性が高いと言われてきましたが、昨今、術後のトラブルに悩まれて除去を希望される方が多発しています。ここで、本当にあったアクアフィリング豊胸の失敗例をお見せしましょう。
もしアクアフィリングによる豊胸術を検討されている方がいらっしゃいましたら、こちらを読んでいただき、再度ご検討いただければと思います。

アクアフィリング豊胸の特徴と、当院が見た失敗実例

ヒアルロン酸豊胸よりも柔らかな仕上がりで、効果が長期間持続するというのがアクアフィリング豊胸の触れ込みです。さらに、除去時は生理食塩水を使えば、簡単に溶解できるとも言われています。
これだけ聞くと安全で手軽な豊胸術と思われるかもしれません。なかには、そう思って受けた方もいらっしゃるでしょう。しかし、実際には以下のような失敗が多発しているのです。

アクアフィリング豊胸の失敗例1:炎症を起こして変色

他院でアクアフィリング豊胸を受けられたゲストです。バストの一部(青マーカー部分)が、まるで内出血のように変色しているのがお分かりいただけると思います。エコー検査を行ったところ、皮下直下(皮膚に近い層)に大量のアクアフィリングが溜まり、軽度の炎症を起こしていました。これが変色の原因と考えられます。
右の写真は、実際に除去したアクアフィリングです。通常アクアフィリングは透明ですが、膿が溜まり、黄色くなっていました。

アクアフィリング豊胸の失敗例

アクアフィリング豊胸の失敗例2:柔らかいはずなのに硬く……

「アクアフィリング豊胸は、ヒアルロン酸豊胸よりも自然で柔らかい・溶けやすい」。
そんな“謳い文句”を疑いたくなる失敗例がこちらです。ゲストはアクアフィリング豊胸を受けたものの、バストが硬く、さらには赤く腫れ上がってきたとお悩みでした。
さらに、施術を受けたクリニックでは「アクアフィリングを除去することができない」と言われたそうです。バストの状態を確認すると、アクアフィリングは乳腺内や筋肉内に入り込んでいました。本来の注入層は、乳腺下や大胸筋下。だからこそ、他院のドクターは除去が難しいと判断したのかもしれません。当院のアクアフィリング除去手術はエコーを用いて行うので、注入層を確認しながら除去できます。エコーに加えて抗生剤の点滴と内服をいただき、速やかに溶解除去しました。

アクアフィリングの除去例

アクアフィリング豊胸の失敗例3:バストの変形・しこり

こちらのゲストは半年前にアクアフィリング豊胸を受けられたそうです。効果が3〜5年間は持続し、仕上がりも柔らかいと謳われているアクアフィリング豊胸ですから、まさか半年でしこりが生じ、変形するなど思ってもみなかったでしょう。ゲストはこのお悩みを解消するため、アクアフィリングの除去を希望されました。
左の写真は、アクアフィリング除去前のバストです。エコー検査では、アクアフィリングのしこりがあちこちに散らばっていることを確認。生理食塩水を使ってアクアフィリングの除去を行いましたが、一部は溶け切らずに残ってしまいました。溶け切らないアクアフィリングは注射器を使ってなんとか吸引除去しましたが、「生理食塩水で容易に溶けるのは本当なのか?」という疑問が残ります。

アクアフィリングのしこり除去例

アクアフィリング豊胸は、国から警告が出るほどの豊胸術

アクアフィリングを豊胸目的に使用することは、アメリカや韓国では認められていません。十分な安全性が確認されていないからです。さらには日本美容外科学会も「アクアフィリングを使った豊胸手術は推奨しない」との声明を発表しています。
この発表後、アクアフィリングの取り扱いを止める美容外科クリニックが増えてきました。未だにアクアフィリング豊胸をおすすめしているクリニックもあるようですが、決して手軽さだけで手を伸ばさないでください。その理由は、上の失敗例を見ればご理解いただけると思います。


まとめ

  • 数年前、一時的に流行したプチ豊胸が「アクアフィリング豊胸」
  • その後、当院のアクアフィリング豊胸の失敗相談が後を絶たない
  • しこりはもちろん、炎症などの失敗トラブルも多数起こっている

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筆者のご紹介

深堀 純也

深堀 純也

得意分野
  • 顔関連施術全般(脂肪注入含む)
  • 太もも・お尻・ウエストの脂肪吸引
  • 脂肪注入豊胸

美容に関する幅広い知識と卓越したオペセンスの持ち主。
分析好きで、何事にも妥協を許さない性格で、ダウンタイムを最小限に抑えようと取り組む姿勢に、指名するゲストは後を絶たない。

  1. 1985年
    東京生まれ
  2. 2010年
    秋田大学医学部卒業
    東京医科歯科大学 入職
  3. 2011年
    三楽病院 入職
  4. 2012年
    東京美容外科 入職
  5. 2013年
    東邦大学医療センター形成外科 入職(非常勤)
  6. 2014年
    東京美容外科松江院 院長就任
  7. 2015年
    東京美容外科青森院 院長就任
  8. 2016年
    ガーデンクリニック名古屋院 院長就任
  9. 2017年
    THE CLINIC 入職
  • 日本美容外科学会会員
  • 日本形成外科学会会員
  • 日本抗加齢医学会会員
  • VASER Lipo認定医
  • コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医
  • VASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)認定医

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