豊胸のシリコンバッグには、ラウンド型(円状)とのアナトミカル型(しずく型状)の2種類があります。日本ではラウンド型のシリコンバッグが主流ですが、当院に来院されるゲストの中には、アナトミカル型のシリコンバッグを挿入している方もいらっしゃいます。
アナトミカル型のシリコンバッグを挿入した場合、乳腺が押し上げられて移動していることも…… 。
今回は、実際にあった症例から、アナトミカル型のシリコンバッグを除去して、自然な胸を取り戻すまでの経過をご紹介します。
目次
シリコンバッグの2つのかたち
そもそもシリコンバッグの形について知らなかったという方もいらっしゃると思いますので、まずはラウンド型のシリコンバッグとアナトミカル型のシリコンバッグについて、簡単に特徴をまとめました。
ラウンド型
「ラウンド」は直訳すると円、円形という意味で、ラウンド型のシリコンバッグは、その名の通り、丸い形をしています。
どんな動きにも自在に対応するので、見ためは比較的、自然。
もともとバストの小さい日本人の方に適した形です。
アナトミカル型
「アナトミカル」は直訳すると解剖学的という意味です。直立した状態で女性の胸は重力でやや下方に垂れ、下側にボリュームが出ます。こうした人体の構造を忠実に再現したシリコンバッグがアナトミカル型です。
しずく(英語でティアドロップ)にも似た形なので、「ティアドロップ型」と呼ばれることもあり、
もともとバストの大きい方に適した形です。
アナトミガル型のシリコンバッグが挿入された胸
それでは本題に戻りましょう。
こちらはアナトミカル型のシリコンバッグが挿入された胸です。
アナトミカル型のシリコンバッグを挿入すると、もともと胸があまり大きくない方の場合、乳腺が上方に押し上げられてしまいます。こうなるとバストは、下方にボリュームのあるシリコンバッグと、上方に押し上げられた乳腺とで、まるでお椀をかぶせたかのように形に…… 。
不自然さを感じるということで除去を希望されました。
アナトミガル型のシリコンバッグ除去後はコンデンスリッチ豊胸で自然な胸
シリコンバッグ除去直後のバストの状態になります。
乳腺が上方に移動していましたので、胸の下側(画像上側)にボリュームがありません。
このままでは胸の形が良くありませんので、コンデンスリッチ豊胸を行いました。
コンデンスリッチ豊胸は、デザインを整えながらバストを大きくすることができるので、アナトミカル型のシリコンバッグで、乳腺が移動し、全体のボリュームにばらつきのある方には最適です。
横から見た術前後比較になります。
お椀のように盛り上がって不自然だった胸が、本来の自然な形に整いました。
乳腺も徐々にもとの位置に戻っていきます。
アナトミカル型のシリコンバッグはTHE CLINIC で除去
もしこの記事を読んで「私のシリコンバッグ、アナトミカル型だったかも……」と不安になられた方は、是非ご相談ください。
THE CLINIC は、このようなケースにも対応いたします。
まとめ
- シリコンバッグにはラウンド型とアナトミカル型の2種類がある
- アナトミカル型のシリコンバッグを挿入すると乳腺が押し上げられて移動してしまうことがある
- THE CLINIC ではこうした症例をコンデンスリッチ豊胸で解決