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千葉 昭彦
2018-12-06

プチ豊胸の代表「ヒアルロン酸豊胸」のデメリットとは?

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プチ豊胸の代表「ヒアルロン酸豊胸」のデメリットとは?

手軽にバストアップできることから「プチ豊胸」として人気のヒアルロン酸豊胸。
「ダウンタイムがほとんどない」「値段が安い」「手術時間が少ない」
これだけ聞くと大変魅力的な豊胸術ですが、ヒアルロン酸豊胸にはデメリットもあります。ですから、私は皆さまに“お試し感覚”でヒアルロン酸豊胸を選んでほしくないと考えています。以下のデメリットに納得した上で手術を受けるか否かを決めていただければ幸いです。

プチ豊胸の代表「ヒアルロン酸豊胸」とは?

ヒアルロン酸豊胸イメージ

その名の通り、ヒアルロン酸を注入する豊胸術です。注射器での施術なので、メスを使わないのが特徴。術後、傷が残ることもありません。ダウンタイムもなく、すぐに日常生活を送ることができる点も、大きなメリットと言えるでしょう。
また、注入による豊胸術なので、バストアップに加えて左右差の調整や一部分への注入にも適していると言われています。

ヒアルロン酸豊胸のデメリット5つ

手軽なヒアルロン酸豊胸にもデメリットがあります。手術を受けた後に「知らなかった……」と後悔しないよう、以下のデメリットを理解しておきましょう。

デメリット①半年〜2年程度で吸収されてしまう

プチ豊胸と言われるくらいですから、ヒアルロン酸豊胸の効果が一次的であることは周知の事実でしょう。効果がどれくらい持つかはヒアルロン酸の種類によってまちまちですが、およそ半年〜2年程度と言われています。
ただ、知っておいていただきたいのが「胸が半年〜2年間大きいまま」ではなく、「少しずつ小さくなっていく」という点。膨らました後、だんだん萎んでいく風船をイメージしてみてください。ほとんどの人は数ヶ月の時点で小さくなったと感じるでしょう。

デメリット②しこりが生じることがある

ヒアルロン酸豊胸でよくあるのが、しこりができたという失敗です。バストに注入されたヒアルロン酸の周りには、被膜(自己組織の膜)が形成されます。通常はこの被膜が厚くないので、時間の経過と共に体内吸収されるはずなのですが、何らかの理由で被膜が厚くなると体内に吸収されず、しこりとして残ってしまうのです。原因としては、塊での注入や体質などが考えられます。
ちなみに、そのしこりは悪化すると瘢痕化し、胸を切開して取り除くしか方法はありません。

ヒアルロン酸豊胸のしこり

デメリット③硬い

顔のヒアルロン酸と胸のヒアルロン酸の違い

ヒアルロン酸豊胸後のバストは、とても硬い触感になります。これはしこりの有無に限ったことではありません。
ヒアルロン酸と聞くと、どうしても触感が柔らかいイメージを持つ方が多いようですが、それは顔用のヒアルロン酸の場合です。顔の注入に用いられるのは粒子が細かいヒアルロン酸ですが、胸の注入には粒子が大きくて粗いヒアルロン酸をチョイスします。粒子が大きいということは形を維持するのに適しているだけでなく、体内にとどまる期間が長いということも意味しますが、たとえ効果が持続しても“柔らかい”と言える触感のバストには程遠いことでしょう。以前、他院でヒアルロン酸豊胸を受けた方から「想像してたよりずっと硬かった」という声があがったほどです。プチ豊胸と言えど、ヒアルロン酸豊胸にはそれくらいの胸の硬さをイメージしておきましょう。

デメリット④注入量に限度がある=大幅にバストアップできない

ヒアルロン酸豊胸は、片胸100ccずつの注入で約1カップのバストアップができます。たくさん注入すればもっと大きくできるとお考えかもしれませんが、一度の大量注入は非常に危険です。なぜなら、吸収のタイミングよりも早く、厚い被膜がヒアルロン酸を包み込んでしまうため。そうなるとしこりのリスクが高まってしまうのです。
そのため、ほとんどのクリニックが注入量の限度を片胸100〜150cc、多くても200ccとしています。効果には個人差がありますが、許容できる注入量の目安はだいたい150〜200cc、期待できるサイズアップは1.5〜2カップ程度とお考えください。

デメリット⑤費用対効果を考えると決して安くない

ヒアルロン酸豊胸の値段相場は、1ccあたり3,000〜5,000円程度です。こうして表示されていると安く感じるかもしれませんが、先ほどお話ししたように、胸を1カップ大きくするには片胸100cc程度のヒアルロン酸が必要です。そのため、両胸で600,000円〜1,000,000円の費用がかかります。
なお、この費用で手に入れた効果が持続するのは半年〜2年程度です。果たして、本当に「低価格」と言えるのでしょうか。しかも、これでしこりができたり、触感に不満が出たりしては元も子もありませんよね。

昨今、ヒアルロン酸豊胸のデメリットを払拭したと言われるプチ豊胸が登場

近年、ヒアルロン酸を超えるプチ豊胸として登場したのが、アクアフィリング(アクアリフト)豊胸です。98%が水分でできており、ヒアルロン酸豊胸よりも自然で柔らかいと言われています。さらに、持続期間が3〜5年且つ、除去時も溶解しやすいとのこと。
しかし、アクアフィリング豊胸は安全性の面でアメリカ・韓国では認められていません。さらには、日本美容外科学会でも推奨していない豊胸手術。昨今では、アクアフィリング豊胸の導入を取り止めるクリニックも増えてきました(もちろん、当院での取り扱いもありません)。

謳い文句を疑いたくなるような失敗も……

当院では、アクアフィリング豊胸の失敗治療を多数経験してきました。「アクアフィリング豊胸は、ヒアルロン酸豊胸よりも自然で柔らかい・溶けやすい」という“謳い文句”を疑いたくなる失敗がほとんどです。
以下の写真は、アクアフィリング豊胸によってしこりができ、バストが硬く変形していた方から除去したアクアフィリングです。本来、生理食塩水で簡単に溶解できるはずのアクアフィリングが完全に溶け切らず、注射器で吸引してどうにか除去しました。残念ながら、こういったケースは1度や2度ではありません。

アクアフィリングによるしこり

プチ豊胸の手軽さの裏にはデメリットがあることをお忘れなく

手軽なイメージが先行するヒアルロン酸豊胸ですが、デメリットを知らずして受けると、後々後悔します。ですから、私がお話ししたデメリットを理解した上で最終的な判断をなさってください。
また、安全性が確保されていないアクアフィリング豊胸は断じておすすめできません。どうかこの記事が、ひとりでも多くの方の「アクアフィリング豊胸を思い止まるきっかけ」になりますように。


まとめ

  • プチ豊胸として人気なのが、ヒアルロン酸豊胸
  • 手軽なイメージが付き物だが、その裏には多数のデメリットがある
  • 近年登場したアクアフィリング豊胸は安全性が確保されていないプチ豊胸

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